年金なんでも解決塾

難しそうな年金を、分かりやすく解説します

2年で元が取れる付加年金

付加年金とは、自営業者やフリーターなどの国民年金1号被保険者が加入することができる制度です。

 

具体的には、毎月の国民年金保険料に付加保険料を400円上乗せして支払います。

400円上乗せすることにより、65歳から受け取る老齢基礎年金の額が、「付加保険料を納めた月数×200円」増額されるのですが、これは年金を受け取り始めてわずか2年で元が取れるお得な制度なのです。

 

仮に400円の付加保険料を納めた月数が24月であるとすると、

付加保険料払い込み総額は、「400円×24月=9,600円」となります。

一方、増額される年金額は、「200円×24月=4,800円」となり、年金を2年受け取れば納めた保険料が回収できることが分かります。

 

付加年金に加入するための手続きは、最寄りの市区町村役場の窓口で行います。付加年金に加入するための用紙に基礎年金番号などを記入して提出すれば、後日振込用紙が送られてきます。

 

毎月400円という少額の保険料ですので、老後の年金額が劇的に増えるわけではないですが、老後の年金を無理なく増やしたい人へは大変お勧めできる制度です。