国民年金保険料(平成31年度)
毎年の国民年金の保険料の額は、
「平成16年度の改正で決められた保険料額×保険料改定率」で計算されることになっています。
保険料改定率とは、その時々の物価や賃金の伸びに応じた調整のことで、
具体的には、「保険料改定率=前年度の保険料改定率×名目賃金変動率」となります。
名目賃金変動率は、「物価変動率×実質賃金変動率」で計算されます。
平成31年度の保険料改定率ついては、
・平成30年度保険料改定率=0.967
・平成30年物価変動率=1.004
・平成26年~平成28年度実質賃金変動率=0.994
これらをすべて掛けた、0.965が保険料改定率となります。
また、平成31年度から、国民年金第1号被保険者への産前産後期間の保険料免除制度が始まります。
これに伴い、保険料の財源を確保するため、国民年金保険料が従来の16,900円から100円上昇し、平成31年度は17,000円となります。
したがって、平成31年度の国民年金保険料は、
「17,000円×0.965=16,410円」となります。