年金なんでも解決塾

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総報酬制とは

総報酬制とは、保険料や年金額の計算の基礎となる額を、毎月の給与だけでなく賞与も含めたものとする制度です。

 

総報酬制が導入されたのは、平成154月からです。

 

それ以前は、給与に対する保険料17.35%、賞与に対する保険料1%となっており、賞与に対する保険料が低く設定されていました。

 

また、賞与に対する保険料は、徴収されるだけで、将来の年金額には反映されていませんでした。

 

賞与に対する保険料が低いため、年収ベースでは同じ額でも、あえて賞与の額を高くし、給与の額を低くすることにより、保険料の負担を抑えることができました。

 

そこで、保険料負担の公平性を確保するために、賞与に対する特別保険料を廃止し、給与と賞与に同じ保険料率を適用する、「総報酬制」が導入されました。