年金は10年で元が取れます
「国民年金の保険料を納めても、将来いくらもらえるか分からない」と思って、保険料を納めるのを躊躇っている人もいるでしょう。
実は、国民年金は、年金を受け取り始めて約10年で元が取れる、非常にお得な制度なのです。
平成30年度の国民年金保険料は、月16,340円です。
これを20歳から60歳までの40年間納めたとすると、その総額は、
「16,340円×12月×40年=7,843,200円」となります。
一方、65歳から受け取ることのできる老齢基礎年金の額は、779,300円となっています。
つまり、「7,843,200円÷779,300円=10.06年」となり、
65歳から老齢基礎年金を受け取り始めて約10年後の75歳には、納めた保険料の元が取れる計算となります。
40年間保険料を納めていなくて、保険料を納めた期間が10年や20年や30年であっても、同じように約10年で元を取ることができます。
現在の平均寿命は男女とも80歳を超えていますので、およそ平均寿命まで生きることができれば、確実に元が取れ、長生きすればするほど得になることが分かります。