学生納付特例制度とは
20歳になると、日本国内に住むすべての人は国民年金の被保険者となり、国民年金の保険料を納めなければなりません。
ただし学生については、「学生納付特例制度」を利用すれば、保険料の支払いを猶予されます。
学生納付特例制度を利用するには本人からの申請が必要で、本人の前年の所得に基づいて審査がされますが、多くの場合、猶予が認められています。
猶予を受けた期間については、老後に年金を受け取るために必要な受給資格期間に含めることはできますが、年金額には反映されませんので、満額の年金を受け取るためには、10年以内に保険料を納める必要があります。
また、猶予を受けることにより、病気やケガで障害が残ったときに障害基礎年金を受け取ることができるというメリットもあります。
猶予を受ける期間は、4月から翌年3月までの1年間となります。
3月に卒業式があっても、3月まで猶予は認められますが、卒業式を終えて3月中に就職した場合は、猶予は2月までとなります。