「1日生まれ」の人は、年金を多くもらえる?
年金の支給開始年齢に達すると年金の受給権が発生しますが、年金制度においては、誕生日の前日に年齢が到達することになっています。
年齢の計算については、「年齢計算に関する法律」に基づいて行われており、例えば、4月20日が65歳の誕生日の人は、年金の年齢計算においては、誕生日の前日である4月19日に65歳に到達することになります。
また、年金の支給は受給権が発生した日の翌月からとなりますので、4月20日が誕生日の人は、4月19日に65歳に到達し、5月から年金の支給が開始となります。
誕生日の前日に年齢が到達することにより影響を受けるのが、「1日生まれ」の人です。
4月1日が誕生日の人は、誕生日の前日である3月31日に年齢が到達し、その翌月である4月から年金が支給されます。
一方、4月2日や4月3日が誕生日の人は、それぞれ4月1日と4月2日に年齢が到達しますので、その翌月である5月から年金が支給されます。
したがって、「1日生まれ」の人は、1か月分だけ多く年金を受け取れるイメージとなります。