年金なんでも解決塾

難しそうな年金を、分かりやすく解説します

「1日生まれ」の人は、年金を多くもらえる?

年金の支給開始年齢に達すると年金の受給権が発生しますが、年金制度においては、誕生日の前日に年齢が到達することになっています。

 

年齢の計算については、「年齢計算に関する法律」に基づいて行われており、例えば、420日が65歳の誕生日の人は、年金の年齢計算においては、誕生日の前日である419日に65歳に到達することになります。

 

また、年金の支給は受給権が発生した日の翌月からとなりますので、420日が誕生日の人は、419日に65歳に到達し、5月から年金の支給が開始となります。

 

誕生日の前日に年齢が到達することにより影響を受けるのが、「1日生まれ」の人です。

 

41日が誕生日の人は、誕生日の前日である331日に年齢が到達し、その翌月である4月から年金が支給されます。

 

一方、42日や43日が誕生日の人は、それぞれ41日と42日に年齢が到達しますので、その翌月である5月から年金が支給されます。

 

したがって、「1日生まれ」の人は、1か月分だけ多く年金を受け取れるイメージとなります。